健やかで明るい未来を

現代人の健康について考える

健康レベルを意識してみる

健康日本21は、厚生労働省が提言した国民の健康づくりのためのプログラムです。栄養食生活、身体活動運動、休養こころの健康、たばこ、アルコール、歯の健康、糖尿病、循環器病、がんと項目が分かれており、平成25年度から10年かけて目標数値を達成するためのプログラムと数年ごとに数値を検証して対策を講じることを目的としています。生活習慣病を予防するためのプログラムですが、研究成果や評価も組み込まれており、各地方自治体でも同様の独自プログラムを策定して推進しているのが特徴です。

生涯を通じて健康でいきいきと暮らすためにどうすればいいかが総合目標となっていますが、心豊かに健やかに働くことのできる企業の実現といった意味合いも含まれています。高齢化社会に伴う要介護者の減少も目標とされており、そのためには生活習慣病の予防と重症化を防ぐことが第一と考えられています。医師や看護師、薬剤師を保健医療専門家と位置付け、地域住民のための健康促進や必要な情報のサービスなどを推進することを期待しています。心と体の健康をデザインすることでストレスを取り除くための提案をし、家族が相和できる環境づくりを目指しています。プログラムを策定して目標数値を掲げることだけでなく、数年ごとに見直しを含め検証していくという画期的な取り組みが評価されています。健康づくりのための実践的なアドバイスや保健医療の最先端の情報などを広告することによって、人々の健康に対する意識を目覚めさせることも目標としています。